どのような車両も一定以上の走行距離に達すると部品の消耗によって性能が低下するのが普通です。
ハーレーも例外ではなく、希少なモデルでも走行距離が多いと実用的な価値はありません。そのため、中古車でハーレーを購入する際は何よりも走行距離に注意する必要があります。
一般的には走行距離が10万キロに達するとそのハーレーは寿命を迎えているとされていますが、これは整備や修理に要する費用が高額化し、新車に買い替えた方が安く済むことが多いのが理由です。オイルや消耗した部品の交換をこまめに行えば、走行距離が20万キロを超えても性能が著しく低下することはありません。ハーレーの寿命は走行距離よりも毎日の扱い方で決まると言えます。
また、ハーレーを走らせる環境も寿命を左右するので注意しなければいけません。埃や泥でひどく汚れてしまう環境では部品の消耗が激しく、愛車の寿命も短くなります。潮風による錆の発生も車体に悪影響をもたらすのでこまめな洗車が必要です。ハーレーの走行スタイルについては長距離の走行を続けるよりも頻繁に発車と停車を繰り返す方が部品の消耗を引き起こします。特にブレーキに関係する部品が傷みやすいので絶対に交換を怠ってはいけません。お気に入りの愛車にいつまでも乗り続けるためには正しい整備の知識を持ち、走行スタイルにも十分に気を配ることが重要です。
特に消耗する部品の交換については出費や手間を惜しまないように心がけたいものです。